北海道のスマート農業、ドローンで大面積の生育データ解析

営農コストの削減と農家の収益向上へ

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ドローンなどを活用しスマート農業に取り組む(北海道当別町)

エアロセンス(東京都文京区、佐部浩太郎社長、03・3868・2551)は、北海道当別町でスマート農業に取り組む。飛行ロボット(ドローン)による農業センシングデータと気象観測データを解析し、作物の生育状況を精緻化する。さらにIoT(モノのインターネット)センサーとスマートフォンを活用してハウス作業の効率化を目指す。

ロボット農機を生かした労働コスト削減や、ドローン散布による資材費削減と合わせ、営農コストの削減と農家の収益向上につなげる。

取り組みは農林水産省の2020年度「スマート農業実証プロジェクト」に採択された。当別町IoT活用連絡協議会やアグリルーターズ(札幌市中央区)、スマートリンク北海道(北海道岩見沢市)も参画する。ドローンデータの解析では、小麦や大豆などの生育状況把握を想定。上空のドローンから撮影することで、大面積の畑でも低コストかつ短時間で、全体の状況を把握できる。

このデータ解析による知見を、トマトやキュウリなどハウス栽培作物の作業効率化にも生かす。生育状態に応じて農薬や肥料のまき方を変えたり、ドローンを使い自動散布したりして、関連の資材費用を削減。人員配置の合理化にもつなげる。農業者間で営農知見や農機を共有化し、作物の品質アップやコストダウンにつなげる。

日刊工業新聞2020年4月10日

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