トヨタが採用した「小型RFIDリーダー」の正体

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トヨタの流通情報改善部新車ヤードに採用された小型RFIDリーダーと位置管理用ICタグ(左はスマホ装着時)

トッパン・フォームズは、小型・軽量で携帯性を高めた極超短波(UHF)帯対応の無線識別(RFID)読み取り機「小型RFIDリーダー」を開発し、月内に発売する。機能を絞り込むことで価格を従来品に比べて3分の1−4分の1程度に抑制した。第1弾として、トヨタ自動車の流通情報改善部が新車ヤードにおける製品管理で採用した。2025年までに5億円の売り上げを目指す。

RFIDリーダーは重さ約112グラムで、縦153ミリ×横63ミリ×厚さ16・5ミリメートル。電波出力が250ミリワット以下のため免許が不要。近距離無線通信「ブルートゥースローエナジー(BLE)」対応で、読み取った情報はスマートフォンやタブレット端末などですぐに確認できる。付属のアタッチメントで製品上部にスマホを装着できる。

ICタグやラベルの読み取りに特化することで価格を抑制。多くの作業者がリーダーを使う現場や業界での採用を狙う。導入コストを抑えてRFID活用の機会を増やす。

トヨタの流通情報改善部は、新車の入出庫管理や点検の効率化でトッパン・フォームズ製の位置管理用ICタグをすでに導入している。

広大な新車ヤードで使うリーダーの数を増やしやすくなり、さらなる業務効率化につながる。

据え置き型の読み取り機としても利用できる。製品の貸し出し・返却作業や集計作業といったオフィス業務での活用も見込んでおり、製造現場だけでなく販売店への採用も意識する。

日刊工業新聞2020年4月6日

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