日本新薬は、記憶力を維持する機能性表示食品「記憶の小箱＝写真」を発売した。機能性関与成分の「バコパサポニン」を配合。同成分で脳の神経伝達物質を分解する酵素を阻害する。臨床試験で、情報を覚える・思い出すといった記憶力を改善する機能を確認した。４０歳代以上をターゲットに、同社の公式オンラインショップで販売する。摂取量目安は１日３粒。９０粒入り（３０日分）の価格は、消費税と送料込みで４９８０円。

記憶の小箱は、温帯や熱帯気候地域に生育するバコパ（和名オトメアゼナ）という植物に由来する成分を配合するサプリメント。４０―６５歳の健常な男女７６人に対し、バコパサポニン含有のサプリと、プラセボ（偽薬）を３カ月間摂取する臨床試験で、記憶力に関するスコアがプラセボ群に対して上昇した。

「人生１００年時代」を迎え、健康寿命の延伸ニーズが高まっている一方、人間の記憶力は２０―３０歳代をピークに、加齢とともに低下する。高齢者に加え、「記憶力が低下しはじめる４０歳代くらいからの摂取を推奨する」（同社広報）としている。