疲労に効果?キャベツの芯を粉末化、栄養補助の用途開拓
みまつ食品(前橋市、神山光永社長、027・261・2534)は、キャベツの芯を粉末状に加工し、商品化した。4−5月をめどにネットなどを使って発売する計画。疲労感軽減などの効果がある有効成分を多く含むことを訴求し、栄養補助剤などの需要を開拓していく。これまで廃棄していた部位の有効活用によってフードロスの低減にもつなげる。
同社は、ギョーザやシューマイのチルド食品・冷凍食品の製造・販売が主力事業。製造工程で生じる食品残渣(ざんさ)の低減に取り組む中、カーリットホールディングス(HD)のバイオリファイナリー技術の導入によってキャベツの芯を乾燥させ、粉末化した。
今後は、みまつ食品が製造・販売を担当する一方、カーリットHDは技術面で支援を実施。天然アミノ成分のGABAが豊富に含まれていることから、栄養補助剤や食品への添加物などさまざまな商品の開発を進める計画。
日刊工業新聞3月16日