セブン、地域特性生かした「陳列」で競争に打ち勝つ

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個店ごとに、地域特性にあったレイアウトに変更。酒類の販売量が多いため、購入しやすい場所にズラリと並ぶ

セブン―イレブン・ジャパンは、一定地域でよく売れる商品を重点的に陳列する実験を、北海道札幌市内近郊の10店舗で始めた。これまでは全国で同一商品を同じようなレイアウトで販売する「ワンフォーマット」(同社)を採用してきたが、地域の特性や特徴を優先した商品を充実し、レイアウトも一部変更する。実証実験で得られた売上高や顧客動向のデータを検証しながら道内の実験店舗を増やし、将来的に全国展開する計画。

セブン―イレブン・ジャパンによると、北海道は大袋入りの珍味や大容量の焼酎などがよく売れるという。近隣に小売店が少ない北見市内の店舗では、顧客が1回の来店で数日分の食料品などを購入することが多く、全国の店舗で1番客単価が高い。実験が始まった札幌近郊のある店舗では、開放型の冷蔵庫に陳列していた乳飲料をガラス扉付きの冷蔵庫内に移動。乳飲料があった場所に、高アルコールのリキュールやワインなどの酒類を陳列して販売している。

酒類の横には一緒に購入されることが多い総菜を並べている。常温販売の酒類の前には、大袋入りの珍味やつまみを陳列する面積を従来より広げる。

コンビニ業界ではドラッグストアなどとの競争激化で来店客数が減少し、客単価も伸び悩んでいる。コンビニには平均で約3000アイテムの商品があるが、地域別や立地別の品ぞろえや陳列で顧客のニーズを捉えて売り上げ増を狙う。

日刊工業新聞2020年2月26日

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セブンイレブン 陳列

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