「野菜中心の食生活」+「テレワーク」+「週末は近場」でCO2排出は8割減らせる

地球温暖化を防ぐために必要な消費者行動を地球環境戦略研究機関(IGES)がまとめた。野菜中心の食事をとり、仕事はテレワーク、週末のレジャーは近場で楽しむライフスタイルに転換すると、日本人1人が影響をおよぼす二酸化炭素(CO2)排出を79%減らせる。

IGESはフィンランド・アールト大学などと報告書を公表した。牛肉は牛のエサとなる飼料栽培、排せつ物や消化器、輸送にかかわる排出が多い。野菜や魚を選ぶと、生産や流通過程での環境負荷を抑えられる。

現状の日本人1人のCFPにおける平均排出量は年7・6トン。IGESらは習慣の改善や既存技術で可能な27の削減メニューを選んで検証すると、年1・6トンまで削減できるとした。

報告書では、5万人を対象としたライフスタイル別の調査も興味深かった。全体の28%は平均以下の年4トンの排出量で暮らす。一方、わずか0・4%が年24トンも排出していた。少数の人が商品選択や行動に配慮するだけでも、温暖化防止に効果がありそうだ。

日刊工業新聞2020年2月14日

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SDGs 二酸化炭素

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