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AIは芸術家になれるのか?作曲オーケストラで演奏、アートとコラボ

早稲田大学大学院経営管理研究科の川上智子教授らは、人工知能(AI)が作曲した楽曲をオーケストラで演奏し、AIが芸術で受け入れられる可能性を探るプロジェクトを行う。また心理学を利用したメンタリズムマジックやプロジェクションアート、デザイナーのコシノジュンコ氏による衣装などとも“共演”。クラシック初心者も楽しめるコンサート「エンタメ!クラシック エール・マジック・オーケストラ」を2月に開く。

コンサートの主催は川上教授らを代表とするクラシカ・エール実行委員会だ。AIはルクセンブルクに本社を置くAIVA(エイヴァ)によるもので、川上教授が所長を務めるマーケティング国際研究所との共同研究だ。

企業と同名のAIバーチャル作曲家「AIVA」は、フランスの職業音楽家組合「SACEM」に認められている。クラシック音楽3万曲を学習した上で作曲した楽曲「エールのための交響曲 シンフォニー・フォー・エール」を世界初披露する。また金沢工業大学の松林賢司研究室によるプロジェクションアートなども組み合わせ、見て聴いて楽しめるコンサートとする。2月29日、東京都中央区の第一生命ホールで開く。A席4000円など。

同実行委によるコンサート企画は3回目。2018年度に続きインバウンド観光を意識し、留学生が7カ国語で情報発信する。

日刊工業新聞2020年1月20日

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