仕事のパフォーマンスが上がる食事法とは?タニタ食堂のメニューを担当する荻野菜々子さんに聞いた

連載・自分アップデート#05 食事

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健康総合企業のタニタは社員食堂が有名。メニューを手がける管理栄養士の荻野菜々子さんに健康的で仕事のパフォーマンスが上がる食事を聞いた。(聞き手・平川透)

―年末年始の会食が多い時期に太らないよう気をつけるには。

「お酒を飲んでいるときは、一緒にとった糖質が脂肪になりやすい。酒席では、炭水化物の量を意識的に抑えるといい。食事だけでなく、ウオーキングを心がけるなど運動とセットで取り組むといい」

「1日に必要な摂取カロリーは決まっているが、飲み会があると守るのは難しい。そんな時は2―3日のスパンで考えるといい。月曜に飲み会があったら、火曜日の朝食は軽めにするといったように、体と相談しながらバランスをとることが大切だ」

疲れにくい食事、日中に眠くなりにくい食事

―疲れが残りにくい食事法は。

「おすすめは定食スタイルだ。定食で食べると、メーンの肉や魚に含むたんぱく質、副菜の野菜、エネルギー源になるご飯、それに汁物と、栄養を過不足なくとれる。なぜ満遍なく栄養をとることがいいかというと、疲れの回復には体の中でのたんぱく質を使った代謝が必要。ただし、たんぱく質だけをとっても体内ではなかなか使われず、むしろとりすぎると脂肪に変わる。適量をとり、うまく体の中で回すことが大切。そのためには、例えばビタミンB群が必要。これらの栄養は野菜などからとれる。バランスのいい食事がポイントだ」

タニタ社員食堂の「鶏肉のつくね定食」

―日中に眠くなりにくい食事のこつは。

「糖質をとりすぎると血糖値が大きく上下する。下がる時に眠くなる。糖質をとりすぎないことが解決法の一つ。小麦粉は精製された粉なので、粒状のコメに比べて体への吸収がすみやかで、血糖値が上がりやすい。コメのような粒の大きいものをとり入れる方が眠くなりにくい。玄米などもおすすめ」

―社員食堂のメニュー作りで大切にしていることは。

「おいしくて健康的で食べ応えのある食事。例えば今日のメニュー『鶏肉のつくね定食』は、副菜のニンジンのかみ応えを出すために太めに切った。さらにつくねにジャガイモを混ぜ、おいしさとボリューム感を出した。学校給食のようにメニューは1日1種類。毎日食べても飽きないよう心がけている」

【略歴】女子栄養大短期大学部卒。05年(平17)タニタ入社。ブランディング推進部広報課に所属。食堂事業を兼務し、タニタ食堂のメニュー作りを担当。

日刊工業新聞12月26日

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