いざという時安心!避難経路を一度に複数算出
東京都立産業技術研究センターと電気通信大学は、一度の計算で災害時における複数の避難経路を同時に求める方法を開発した。今後、手法の改良を加え、早期にアプリケーション(応用ソフト)化して、災害時に使用可能な社会実装へつなげる。
これまで経路ごとに計算する方法だった。新しい方法は東京の下町のように道路の数が多く、地震や火災、風水害時の避難で経路の選択を迷うようなエリアでも短時間で経路を得られる。
都産技研は避難経路導出と手法の評価を行った。電通大は地理情報をコンピューター上で扱うためのシステム(GIS)を用いた道路データの抽出と加工を実施し、それぞれ役割分担して開発した。
日刊工業新聞2019年12月21日