1分で作れる!1万円の組み立て式段ボールベッド

組み立てた「ひらいてポン」の横で、組み立て前の畳んだ「ひらいてポン」を持つ山本景化社長

KEiKAコーポレーション(神戸市長田区、山本景化社長、078・646・2212)は、飛び出す絵本のように組み立て可能なプライバシーパネル付き簡易段ボールベッド「ひらいてポン」を開発した。2020年初をめどに発売する。消費税抜きの価格は約1万円。防災展などに出展し、災害時の避難場所の保管用として自治体などにアピールする。

同ベッドは1枚の段ボールを畳んだ状態から飛び出す絵本のように開けると30秒―1分で女性1人でも簡単に組み立てられる。省スペースで保管でき、重さ約5キログラムと運びやすい。身長180センチメートルの人も寝ることができ、荷重は約500キログラムまで耐えられる。ベッドとプライバシー用パネルが1枚の段ボールで一体となっている。意匠登録済み。特許や商標を出願中。

KEiKAコーポレーションの山本社長は18年の西日本豪雨で体育館などに避難した住民が床に直接寝ている姿を見て、プライバシーへの配慮や避難環境を改善したいとの思いで同ベッドを開発した。

同社は女性用ニット・ブーツなどの製造販売会社。靴の集積地の神戸市長田区に05年に設立。同地域の靴産業は安価なアジア製品の台頭や阪神・淡路大震災の影響で厳しい環境の中、同社は新規事業として同製品の普及に期待する。

日刊工業新聞2019年12月4日

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段ボール 防災

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