「2メートル角」対応、世界最大クラスの金属3Dプリンター開発へ

三菱重工工作機械が来年に

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20cmル角の造形ができる「ラムダ」

三菱重工工作機械(滋賀県栗東市、岩崎啓一郎社長)は、2メートル角の造形物を製造できる大型金属3Dプリンターの開発を本格化した。実現すれば世界最大クラスの金属プリンターになる。2020年12月開催の「日本国際工作機械見本市(JIMTOF)」に、造形品の出品を目指す。

まず、JIMTOFには1・5メートル角の造形品を出品する方向で進める。すでに、造形部位をガスで覆って酸素を遮断し、大型品造形の課題だったチャンバーが不要になる技術「ローカルシールド機能」を開発済み。同技術は窒素などのガスを吹き付け、酸素濃度を抑える。鍛造品並みの強度を確保でき、数メートル台の造形がしやすくなるという。

三菱重工工作機械は、門型5面加工機や横中繰りフライス盤をはじめとした工作機械で、自動車部品の金型や航空機部品などの大型部品向けを得意とする。大型金属プリンターの用途は、詳細を明らかにしていない。

成長戦略の柱に金属3Dプリンターを位置付けている。18年には20センチメートル角の造形ができる初の金属プリンター「LAMDA(ラムダ)」を発売した。中長期で航空宇宙・防衛分野、エネルギー、自動車向けの需要を取り込む考えだ。

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日刊工業新聞2019年12月12日

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