【今日開幕】16万人来場のCEATEC、見どころを3分で紹介!

18日まで、全固体、IoT、AR、 VR 電機・電子デバイスなど750社・団体参加

16万人の来場見込む


 国内最大となる電機・情報技術の総合展示会「CEATEC(シーテック)2019」が15日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開幕する。14日には、出展する企業・団体の各ブースが報道関係者に公開された。

 IoT(モノのインターネット)や「共創」などをテーマに、電機・電子デバイス、機械、情報通信、建設、金融機関など計750社・団体以上が出展。未来の社会をデザインする技術やアイデアを発信する。20周年特別企画として、自律走行バスの実証実験も披露される。会期は18日まで。会期中、16万人の来場を見込む。

シャープはクックパッド、日立はソニー 電機各社IoTで連携強化


日立はソニーの「aibo」とコラボ

 電機各社の家電製品のブースでは、自社のIoT家電同士や他社製品・サービスとの連携強化を強調した展示が相次ぐ。企業や業種の枠を超えた連携で、スマートライフの実現に向けた取り組みが加速している。

 シャープは、他社の機器やプラットフォーム(基盤)と連携できる「COCORO LIFEサービス」の事例を紹介する。例えば調理家電「ヘルシオ」は、クックパッド(東京都渋谷区)が提供するIoT調理家電向けプラットフォーム「オイシー」と連携。実際の調理時間や設定温度をレシピに反映して、各家庭ごとの好みを記録することができる。

 日立製作所は、同社の家電製品とソニー製のイヌ型ロボット「aibo(アイボ)」が連携する。アイボは冷蔵庫の扉が開きっぱなしであることを知らせたり、利用者の音声に反応して電子レンジを操作したりする。スマートスピーカーによる音声操作とは一線を画す、家事の新たな楽しみ方を紹介する。

 三菱電機は、家電製品の音声操作のデモンストレーションを実施する。スマートスピーカーを介して調理家電を操作すると、室温の変化を検知したエアコンが自動で運転を始める。省力化の追求で実現する、より快適な生活を来場者に提案する。

村田は業界最高水準の全固体電池


 電子部品各社は「見る」「触る」など体感を重視したブースを展開する企業が
多い。

 村田製作所は「シーテックアワード2019」の経済産業大臣賞を受賞した業界最高水準の電池容量を持つ全固体電池を、ミニサーキットを走るミニカーに搭載。容量は2㍉ー25㍉アンペア時で、小型でもモーターを動かせる力があることを表現した。ほかに人の感情や場の雰囲気を可視化するセンシングソリューションの仮想現実(VR)デモゲームやホログラムとハプティクス(触覚)を使って空間に画像と触覚を出現させるデモもある。

京セラの「カメラーLiDARフュージョンセンサー」

 京セラもカメラやセンシングをわかりやすく表現したデモが多い。人工知能(AI)認識カメラを使って歩行者を認識し人を避けるデモや、高精度に対象物までの距離検出ができる「カメラーLiDARフュージョンセンサー」を使って、人の位置とポージングを検出し、音と光で体感できるデモを行う。

 TDKも超音波センサーと微小電気機械システム(MEMS)6軸モーションセンサーを使ったVR体験などを用意している。

ANAはコミュニケーションアバター


ANAのコミュニケーションアバター「newme(ニューミー)」

 ANAホールディングス(HD)は14日、2020年4月をめどに時間や距離、文化などの制限を超えられる分身ロボット「AVATAR(アバター)」のサービスを開始すると発表。自宅にいながら、あたかも店舗を訪れているかのようにショッピングを楽しめたり、病院のベッドから水族館の館内を見学できたりできるサービスなどを想定する。

 移動体でもあるコミュニケーションアバター「newme(ニューミー)」を開発した。サービス基盤「アバターイン」を通じて誰でも、どこからでもスマートフォンやパソコンでアクセスできるようにする。パートナー企業とともに普及を促進し、20年夏までに1000体の稼働を見据える。シーテックの会場では実際にニューミーの利用を体験できる。

 アバターとは仮想現実(VR)や各種センサー、通信、ハプティクス(触覚)といった最新技術の融合により実現する疑似的〝瞬間移動〟の手段。

大成はAR、竹中は複合現実 ソサエティー5・0推進


大成は東京・西新宿地区の模型にAR機能を入れ、多様なシミュレーションを実施
 
 大手ゼネコン各社は「ソサエティー5・0タウン」を見据え先端技術を披露する。大成建設は東京・西新宿地区の模型に拡張現実(AR)機能を入れ、ビル風、人流、温熱環境など多様なシミュレーションを実施、タブレット上で可視化できる。未来ボタンを押すと、高層ビルが木質化する将来のデータに切り替わる。

 大林組は「デジタルツイン」基盤で実現する健康・快適社会(ウェルビーイング)がテーマ。建物情報基盤「BIMWill」、まち作り基盤「SCIM」と多様な連携により、どこでも誰でも快適な環境を提示する。清水建設は東京・豊洲地区の模型上にレジリエント、インクルーシブ、サステナティブの展示技術を映像で紹介する。

 竹中工務店は体感型の展示を増加。メルセデス・ベンツと協業した体験施設「EQ House」に使用した複合現実(MR)を活用した施工技術を実演し、実際にホロレンズをかけてパネル取り付け支援が体感できる。

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【ニュースイッチラボ in CEATEC2019】


~メディアと一緒に語ろう!5G・モビリティで変わる電子部品の未来~

 CEATEC2019の会場において、「ニュースイッチ」が主催するセミナーを開催することとなりました。日本の産業でも競争力の高い電子部品業界にフォーカスを当て、パネリストには最新技術動向やビジネス展開などを語っていただく予定で、電子部品業界のなかでもリーダー的企業3社のご登壇を予定しております。

<パネリスト>
●京セラ株式会社
研究開発本部 コミュニケーションシステム研究開発部 部長
福島 勝 氏

●アルプスアルパイン株式会社
Tプロジェクト プロジェクトマネージャー
齊藤 克哉 氏

●タイコエレクトロニクスジャパン合同会社
データアンドデバイス(Data & Devices) アドバンスド テクノロジー シニアディ
レクター
白井 浩史 氏

<モデレーター>
●日刊工業新聞社
デジタルメディア局 局長
明 豊

<開催概要>
日時:10月17日(木)15時00分~16時30分
会場:幕張メッセ 会議棟102会議室
定員:150名

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