凸版がVRキャラ「小石川彩」を開発!企業の“Vチューバー”ではありません

トータルソリューションの提案に欠かせない存在

 凸版印刷は、仮想現実(VR)のキャラクターを活用した遠隔ガイドのサービスを新たに始める。人工知能(AI)による多言語対応のチャットボット(自動応答ソフト)と新開発のVRキャラクターを一括で提供。導入コストを抑制して企業や自治体の活用を促す。10日に提供を始める。関連受注も含めて2025年度までに50億円の売り上げを目指す。

 チャットボットとオリジナルVRキャラ「小石川彩」の遠隔操作を組み合わせて、サイネージ(電子看板)などを設置した駅や施設で利用客に対応する。

 導入コストは調整中だが、キャラクター制作などを外注した場合と比較して費用を約半分程度に抑えられる。服装や容姿などはニーズに応じて変更できる。

 操作側のパソコンに設置したカメラを通して、回答者の口の動きや顔の向きなどが画面上のキャラクターに反映される。ボタンを選択することで、あらかじめ設定したポーズも取れる。特別な機材や設備を使用しないことで、コストを抑えた。

 質問内容に応じて応対手段を切り替えることで、少人数でも効率良く接客できる。企業や自治体、訪日外国人向けボランティアなどの人手不足に対応する。駅や商業施設といった公共施設での案内の他にも、産休・育休中のリモートワークや高齢者による遠隔での観光案内などで活用を見込む。

 JR横浜駅に設置している「ぼっとふれんず ビジョン」で、13日と11月2日に遠隔接客のデモンストレーションを実施する。チャットボットは日本語や英語、中国語、韓国語に対応する。同駅はラグビーワールドカップ会場に近く、13日は日本対スコットランド戦、11月2日は決勝戦が予定されており、多くの利用を見込む。
JR横浜駅に設置した「ぼっとふれんず ビジョン」

日刊工業新聞2019年10月10日

国広 伽奈子

国広 伽奈子
10月11日
この記事のファシリテーター

13日のデモンストレーションは台風接近のため中止とのこと・・・残念です。同社によると、VRキャラクターを活用した遠隔接客はキャラ制作が最もコストが高いそうです。カスタマイズの要望にも応えつつ、キャラクターから遠隔接客の仕組みまでまるごと提案できる点が強みです。

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