小売店向け在庫管理、帝人が提案する「変動料金制」へのアプローチ

 帝人は小売店向けに、ダイナミック・プライシング(変動料金制)に対応した在庫管理システムの提案を始めた。消費期限までの残り時間など設定した条件に合わせ、電子棚札や液晶パネルに表示する価格が自動的に変わる。来店客が商品に手を伸ばした回数や棚の前に滞在した時間などをセンサーで把握し、顧客分析などに活用できるシステムを合わせて提案。小売り市場の開拓を目指す。

 商品にICタグを取り付け、RFID(無線識別)で消費期限などの商品情報を管理。手に取った商品のカロリーなどを、連動する液晶パネルに表示することも可能だ。ICタグを商品に取り付ける負担を減らすため、弁当などの製造工程でシールと同様に自動で貼付可能な機械の導入も提案する。

 帝人のRFID管理システム「レコピック」は医療現場の在庫管理などに導入されている。ローソンと連携して小売り向けの開発も進めており、経済産業省が取り組むRFIDを用いたサプライチェーンシステムの実証実験にも参加している。

 レコピックを活用した「スマートミラー」も開発している。ICタグを貼った化粧品を、レコピックを用いた棚に置く。利用者が手に取った化粧品に関する情報表示や、肌の状態の解析などができるタブレット端末を内蔵した「鏡」と連動する。化粧品の正しい使い方や肌に合う化粧品を勧めるといった使い方を見込む。ハウスメーカーなどに提案する考えだ。

  

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