快眠には目の周りを温めるのがいい?手足からの放熱がカギ

花王が確認、人が眠りに入るときの状況と類似

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 花王は、目の周りを適度な温度で温めると手足の皮膚温が上がり、体の熱を手足から外に逃がす「放熱」が促進されることを確認した。人が眠りに入るときの状況と類似しており、入眠に良い影響を与えるという。今後、睡眠と体温の関係について研究を進め、睡眠の悩みを解決する提案につなげたい考えだ。

 19人の男性に、目の周りをシートで温めた状態で60分間安静と覚醒を保ってもらい、直腸温や手足の皮膚温、体幹の皮膚温など各種データをとった。温める効果のないシートを使って同じ試験を実施したが、温めた時の方が手足の皮膚温の上昇が大きかった。

 また体幹温度と手足の皮膚温の差も大きく、放熱が促進されていることも確認した。口頭での自覚的評価でも、心地よさや眠気を得られたとの回答を得た。

 目の周りを温めるのは、心理的と生理的の両方の影響があることが示唆された。
眼の周りを温めることで放熱が促進される:イメージ図(同社発表資料から)


日刊工業新聞2019年8月29日(建設・住宅・生活 )

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小川淳
デジタルメディア局
編集部部長

睡眠ビジネスが近年盛り上がりを見せる中、体温と睡眠の関係が注目されており、気になります。

キーワード
皮膚温 放熱 手足 花王

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