東京・虎ノ門に日本一高いビル 東京タワーとほぼ同じ高さ!
森ビル、2023年の完成予定
森ビルは22日、東京都港区の虎ノ門・麻布台地区に、日本一の高さとなる約330メートルの高層ビルなど3棟(イメージ)を建設する再開発計画を発表した。東京タワー(333メートル)とほぼ同じ高さで、2023年の完成予定。
森ビルは22日、東京都港区の虎ノ門・麻布台地区で着工した大規模再開発事業について「モダン・アーバン・ビレッジ」をコンセプトとして進めると発表した。洗練された国際都市の質感と、小さな村のような親密さを備えた街を志向。辻慎吾社長は会見で「世界の都市による競争が激しくなる中で、このプロジェクトが東京の未来を切り開くと信じている」と自信を示した。総事業費は約5800億円で、同社としては過去最大級の開発となる。
約8万1000平方メートルの区域に7棟を建設。オフィスや住宅、商業施設で構成する高さ約330メートルのメーンタワーは大阪市の「あべのハルカス」を抜き、日本一の高さとなる見通し。住宅を中心とした262メートルの西棟、住宅と外資系ホテルが入る237メートルの東棟なども建てる。
50カ国以上の約700人が学ぶ「ザ・ブリティッシュ・スクール・イン・東京」も誘致する。中央に約6000平方メートルの広場を置き、全体で約2万4000平方メートルの緑化空間も設ける。2023年3月の完成を計画する。
同プロジェクトは89年に、再開発区域の中央部にあたる我善坊地区で街づくり協議会が発足しスタートした。区域の相次ぐ拡大・変更やバブル崩壊に伴う景気後退を乗り越え、17年に現在の区域を対象とした都市計画が決定した経緯がある。細い路地や木造住宅が密集する土地を集約することで防災上の課題を解消するとともに、都市機能を更新する。地権者は約300人。
森ビルは22日、東京都港区の虎ノ門・麻布台地区で着工した大規模再開発事業について「モダン・アーバン・ビレッジ」をコンセプトとして進めると発表した。洗練された国際都市の質感と、小さな村のような親密さを備えた街を志向。辻慎吾社長は会見で「世界の都市による競争が激しくなる中で、このプロジェクトが東京の未来を切り開くと信じている」と自信を示した。総事業費は約5800億円で、同社としては過去最大級の開発となる。
約8万1000平方メートルの区域に7棟を建設。オフィスや住宅、商業施設で構成する高さ約330メートルのメーンタワーは大阪市の「あべのハルカス」を抜き、日本一の高さとなる見通し。住宅を中心とした262メートルの西棟、住宅と外資系ホテルが入る237メートルの東棟なども建てる。
50カ国以上の約700人が学ぶ「ザ・ブリティッシュ・スクール・イン・東京」も誘致する。中央に約6000平方メートルの広場を置き、全体で約2万4000平方メートルの緑化空間も設ける。2023年3月の完成を計画する。
同プロジェクトは89年に、再開発区域の中央部にあたる我善坊地区で街づくり協議会が発足しスタートした。区域の相次ぐ拡大・変更やバブル崩壊に伴う景気後退を乗り越え、17年に現在の区域を対象とした都市計画が決定した経緯がある。細い路地や木造住宅が密集する土地を集約することで防災上の課題を解消するとともに、都市機能を更新する。地権者は約300人。
日刊工業新聞2019年8月23日