無人フォーク開発でトラックへの搬出入自動化へ

三菱ロジ、24年までに

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現在、トラックからの荷下ろしは人手作業で、オペレーターがフォークリフトを使うケースが多い(イメージ)
 三菱ロジスネクストは三菱重工業と、トラック輸送する部品、商品の荷役など、工場や倉庫の軒下、屋外での物流作業を自動化する無人フォークリフトを2024年までに開発する。工場内での物流は自動化が進むが、トラックからの搬出入は自動化できておらず人の手によるフォーク作業が中心で、場合によっては運転手がカバーすることもある。多様な業種で人手不足が深刻化する中、顧客ニーズに応えていく。

 無人フォークリフトは、基礎研究などで連携する三菱重工の総合研究所と共同開発する。画像認識やセンサー技術を駆使。人との協調タイプなどの開発を段階的に進める。

 トラック運転手やフォークリフトのオペレーター不足などで、定時搬出入が難しくなっている。自動車関連などの顧客からは、構内外のトラック滞留時間削減に向け「人がフォークリフトを使った荷役を自動化したい」という要望が多数ある。

 重さ500キログラムなどの重量物の積み降ろしで荷台の高さは微妙に変わるほか、荷物を載せるパレットが斜めの場合もある。人は柔軟対応できるが、無人フォークにはAI(人工知能)を使っても至難の業とされる。このため人との役割分担も考慮し、開発を進める。

 まずトラック横などへの積み降ろしのみを人が担い、その後の工場内などへの搬出入を無人フォークに任すところから実現を目指す。

 トラックからの荷役迅速化は周辺でのトラック滞留や運転手不足といった課題対策、働き方改革などに結びつけられる。御子神隆社長は「メーカーは工場内部の把握はできるが、外は苦手。なんとかしてほしいとの要望が増えている」と、大きな需要を見込む。

日刊工業新聞2019年8月6日

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