伊藤忠が「養殖陸上サーモン」に参入
回転ずしやスーパーで販売
伊藤忠商事は、ソウルオブジャパン(ソウル、東京都港区)と、ソウルが今後日本で新たに設ける閉鎖循環式陸上養殖場で生産したアトランティックサーモンを国内販売することで合意した。伊藤忠では、主に回転すしやスーパーなどに販売していく。
海での養殖は天候条件など適した漁場が限られるのに対し、陸上において大型水槽で養殖する「陸上養殖」は安定供給の面から期待が高まっているという。
アトランティックサーモンは低水温での飼育が必要で、現在はノルウェーやチリなどの海で養殖され、日本に輸入されている。今回、陸上養殖で水温をコントロールすることにより日本で養殖し、鮮度の良い商品の流通が可能になる。
ソウルは津市に陸上養殖の養殖場を設け、年間1万トンの生産を計画。2020年に養殖場を着工し、23年からの出荷を予定する。
海での養殖は天候条件など適した漁場が限られるのに対し、陸上において大型水槽で養殖する「陸上養殖」は安定供給の面から期待が高まっているという。
アトランティックサーモンは低水温での飼育が必要で、現在はノルウェーやチリなどの海で養殖され、日本に輸入されている。今回、陸上養殖で水温をコントロールすることにより日本で養殖し、鮮度の良い商品の流通が可能になる。
ソウルは津市に陸上養殖の養殖場を設け、年間1万トンの生産を計画。2020年に養殖場を着工し、23年からの出荷を予定する。
日刊工業新聞2019年8月2日(商社・流通・サービス)