リコーリースが「イクメン」後押し―男性社員、必ず育休取得

休暇中は育児の実施を求め、休暇明けには報告書提出を義務

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新制度では育休を最低5日間取得させるという
 リコーリースは子供が生まれた男性社員を対象に、育児休暇を必ず取得させる「育メン・チャレンジ休暇制度」を9月1日に始める。これまでも育児休暇はあったが、給与は支給されなかった。同制度では有給扱いとする。男性社員にも積極的に育児参加させることで、多様な価値観や社員の相互理解の促進を図る。

 対象は子供の生まれた勤続1年以上の男性社員。制度は9月1日に開始するが、4―8月までに子供が生まれた男性社員についても適応する。

 配偶者が出産した時に取得する出生休暇1日に加え、育児休暇として最低5日間を取得させる。有給で、10日間は給与を支給する(3カ月以内の育児休暇取得者に限る)。

 休暇中はミルク作りやおむつ替え、入浴など育児に関わることの実施を求め、休暇明けには報告書の提出を義務づける。

 2014年度の男性社員の育児休暇取得率は14・3%で、全員が1日の取得だった。今後は5日以上で、100%取得させる。男性社員が育児に積極的に関わることで、妻へのサポートや女性のキャリア継続につながると期待するほか、限られた時間で仕事を進め、業務の効率化も見込む。

 男性社員の育児休暇を推奨する会社は多いが、会社の制度として必ず取得させるのは珍しいという。リコーリースは男性の育児参加を当たり前の職場環境とすることで、社員の相互理解を深め、ダイバーシティーやワークライフマネジメントの推進を図る。

日刊工業新聞8月28日付金融面

COMMENT

神崎明子
デジタルメディア局
編集委員

制度として育児休暇があってもなかなか取得に踏み切れない男性が多いなか「必ず取得」はインパクトがあるのでは。ただ、休暇中の様子について報告書で提出とはいかにも日本企業的な印象。育児は「やらされる」ものではありません。

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