世界初「リフロー実装」MS系リチウム電池、SIIが開発

8月以降にサンプル出荷を開始予定

 セイコーインスツル(SII、千葉市美浜区、小林哲社長、043・211・1111)は、リフローハンダ付けに対応したマンガン―シリコン(MS)系リチウム二次電池「MS621R」「同421R」を開発した。リフロー実装が可能なMS系リチウム二次電池は世界初。MS621Rは8月に、同421Rは10月にサンプル出荷を開始予定。サンプル価格は各500円(消費税抜き)を予定する。

 仙台事業所(仙台市青葉区)で秋に量産開始を目指す。MS―Rシリーズとして月産100万個以上の生産体制を整える計画。

 リフロー実装ができるため、基板への実装効率が高まり製造時間の短縮や品質の安定につながる。MS621Rは、大きさが直径6・8ミリ×高さ2・1ミリメートル、重さ0・24グラム。従来のマンガン―リチウムアルミ合金(ML)系リチウム二次電池と比べ公称容量を3倍に増やし、バックアップ可能な時間を伸ばした。同421Rは直径4・8ミリ×高さ2・1ミリメートル、重さ0・10グラム。

 10月15―18日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催するIT見本市「CEATEC2019」に出展する。

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日刊工業新聞2019年7月9日

  

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