アバターに“人の目”を 疑似的瞬間移動が可能に

模倣した撮像システム

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(ANAの発表資料から)
 ANAホールディングス(HD)は、理化学研究所と共同で、人間の目を模した撮像システムの開発に取り組む。視野の中心部は高解像度、周辺は低解像度で撮像して、通信環境が悪い場所でも低遅延の画像転送を可能とする技術の実現を目指す。理研光量子工学研究センターが培ってきた知見を、ANAHDが事業化を目指す「アバター」に搭載し、実用性を高めるのが狙い。

 ANAHDが取り組んでいるアバターは、ロボティクスや仮想現実(VR)などの技術融合で疑似的な“瞬間移動”を実現するシステム。

 遠隔地や人の作業が困難な場所で、操作者に感覚を伝えるアバターを操り、自らの技術や判断の下で作業を実施できる。

 特に理研と進める共同研究は、自然災害の被災地や山岳地帯、通信インフラの未発達地域で、アバターのサービス展開に役立つと想定している。

日刊工業新聞2019年7月5日

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