将棋の棋譜をAIが自動記録、7月のトーナメントから実証実験

リコーと日本将棋連盟が共同開発

 リコーと日本将棋連盟(東京都渋谷区)は、人工知能(AI)を活用して将棋の棋譜を自動的に記録する「リコー将棋AI棋譜記録システム」を開発した。対局の盤面を天井につり下げたカメラを通じて画像解析し、棋譜を自動的に記録する。7月から開催する第9期リコー杯女流王座戦本戦トーナメントで実証実験を開始。2020年4月以降に本格的な運用を目指す。

 AIにより画像処理された棋譜は、日本将棋連盟の「棋譜データベース」に取り込まれる。システムの開発に当たり、内閣総理大臣杯職域団体対抗将棋大会で7連覇している同社将棋部の知見を生かした。

 従来、棋譜を記録するのはプロ棋士を目指す奨励会員。高校や大学に進学する同会員が増えたことや対局が増加しているため、記録係が不足している。こうした背景があり棋譜の自動化を進めることにした。
リコー将棋AI棋譜記録システム

日刊工業新聞2019年6月25日(ICT)

  

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