「正露丸」売り上げを上回った「クレベリン」の快進撃!飲食店や食品工場へも

 大幸薬品は二酸化塩素を用いた中高濃度除菌製品を食品分野に展開する。医薬品と並ぶ感染管理事業の強化が狙い。製品は空間や壁面、設備などを短時間に除菌できるのが特徴で、2020年春ごろの投入を目指す。衛生管理サービスや物販系の業者などを通じ、全国の飲食店や食品工場などに販売する予定。

 大幸薬品は一般・業務用で二酸化塩素を用いた衛生管理製品「クレベリン」シリーズを販売する。現在、開発中の除菌製品は無人環境で従来の100倍以上の高濃度ガスで空間を薫蒸(くんじょう)し、手の届かない場所に付着した大腸菌やサルモネラ菌などの付着菌を除菌できるという。同社では食品工場などで実験を行い、一定の効果を確認した。

 製品タイプとして、ガスの発生剤や機構が異なるものを数品用意する。除菌の所要時間は30分―1時間程度を見込み、1回の使い切り。食中毒の予防や衛生管理に効果的で、1―2週間に1回程度の継続的な使用を見込む。

 価格は現時点で未定。21―22年ごろには医療分野にも販路を広げる方針だ。

 クレベリンは18年度に売上高48億円を突破し、同社の主力商品の止瀉薬「正露丸」の売り上げを上回った。一方、インフルエンザの発生時期などに販売が集中するため、年間を通し安定的な売り上げを目指している。

日刊工業新聞2019年6月18日

  

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