パリ航空ショー、ボーイングとエアバスが先進技術で激突

 米ボーイングは17日に仏パリで開幕する「パリエアショー」で、旅客機「787―9型」を飛行展示する。操作者や航空会社から人気が高い同機の性能をPRし、受注獲得につなげる。

 787は受注機数が1400機を超えるワイドボディー機。航続距離が長く、燃費性能が高いのも特徴。787―10型機は現行の他のワイドボディー機より、1座席当たりの運航コストが低いという。

 軍用機関係ではベストセラーの「F15」戦闘機や「P8」対潜哨戒機のほか、空中給油機「KC46」などを展示。KC46は国際見本市初の展示になる。

 また、同社の世界観を体験できる大型360度シアターを設置。製品のライフサイクルを通じて実現できる同社製品の能力の高さをアピール。革新性やパートナーシップ、安全性への取り組みを披露する。

 一方の欧エアバスは最新ワイドボディー旅客機「A350―1000」や「A330ネオ」を展示、デモ飛行を行う。“空飛ぶタクシー”の原型となる1人乗りの自律式電動垂直離発着機「Vahana」も地上展示する。他にもさまざまな防衛や宇宙製品を紹介、先進技術をPRする。

 Vahanaはエアバスが米シリコンバレーに持つ拠点で開発したもので、全長5・7×幅6・2メートルの大きさで8基のプロペラを持つ。プロペラの向きを地上に対し、上下や前後に変えることで、ヘリコプターよりも高速で飛べる。

 旅客機のワイドボディー2機種は米ボーイングの旅客機「787」などの対抗機種。航続距離が長く、燃費性能を向上させたほか、コックピットシステムを共通化することでパイロットの相互運用が容易なのが特徴だ。
カンタス航空の787-9

  

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