5月の着陸に高まる期待、「はやぶさ2」があけたクレーターは想定より大きい!

「リュウグウ」にくっきり、世界初の快挙

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」の表面への人工クレーターの生成に成功したと発表した。はやぶさ2は同日11時16分、高度1・7キロメートルからクレーターの生成地点を撮影。大きさ10メートル以上のクレーターを確認した。はやぶさ2は5月以降にリュウグウへ2回目のタッチダウン(着陸)を実施、リュウグウ内部の試料を採取する予定だ。
小惑星「リュウグウ」の表面。クレーター生成前(JAXA提供)

 はやぶさ2プロジェクトチームの津田雄一プロジェクトマネージャは「人工クレーターを作り観察するという試みに成功し、飛び上がるくらいうれしい」と笑顔を見せた。

 はやぶさ2は5日、リュウグウの高度500メートルから衝突装置を分離。飛び出した衝突体がリュウグウに衝突したことを確認している。神戸大学の荒川政彦教授は「想定より大きいクレーターができている。我々が知らない科学的な何かがあり興味をそそられる」と興奮気味に語った。

小惑星表面に到着する「はやぶさ2」の想像図(池下章裕氏提供)

日刊工業新聞2019年4月26日(科学技術・大学)

小川 淳

小川 淳
04月26日
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今回、クレーター生成を確認できたことで、いよいよ「はやぶさ2」最大のミッションである人工クレーターへの着陸と試料採取が始まる。これまで順調にミッションをこなしてきたが、極小重力下では予想もつかないことが起きる恐れもある。5月にも始まるミッションを楽しみにしています。

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