今冬、訪日中国人さらに増加へ
日中、羽田―中国間の航空便強化で合意
ANAが羽田―中国便を拡充
全日本空輸(ANA)は10月25日から羽田の昼間時間帯(6―23時)発着で、北京、上海、広州を結ぶ3路線を新設する。羽田発着の中国線の増便は政府間の航空交渉で5月に合意したことを受けたもので、北京線、上海線は1日1往復の増便、広州線は中国では4都市目となる新規開設路線となる。
増便する北京線と上海線は羽田を夕方出発し、翌日の昼に到着するダイヤで、国内線との乗り継ぎや訪日中国人に対応する。地方からの利用者や中国人への利便性の向上で、日中間の旅客流動を取り込む。機材は3路線ともに米ボーイング「767―300型機」を使用する。ANAは羽田―北京線の増便に伴い、成田―北京線を1日2往復から1往復に減便する。
日刊工業新聞 2015年06月16日&08月11日付 建設・エネルギー・生活面