「クラウドファンディング」が東洋紡の次世代社員を育成する

マクアケを活用、挑戦する社風を醸成

 東洋紡はクラウドファンディングを運営するマクアケ(東京都渋谷区)のサービスを活用し、一般消費者向け新商品の開発と人材育成プログラムを始めた。若手社員を中心に、東洋紡の素材や技術を使った新製品を開発、マクアケを通じて資金調達・販売を行う。第1弾として東洋紡の機能性繊維を用いた犬用衣料の資金調達を13日に始めた。挑戦する社風の醸成や、新規事業を担う次世代の人材育成を狙う。

 東洋紡は2018年11月、20―40歳代の若手社員を中心に人材育成プログラム「みらい人財塾」を立ち上げた。30人が6チームに分かれ、マクアケのアドバイスを受けつつ、商品の企画から生産工場との折衝、試作品製作、販売目標設定など事業戦略を練ってきた。

 2月末に各チームが会長、社長などの役員に向けプレゼンテーションを行い、高機能な犬用衣料、人工皮革を使ったビジネスリュックなどの4アイテムが選考を通過した。順次クラウドファンディングを開始、商品化を目指す。

 資金調達を始めた犬用衣類は、風を通しにくく暖かいニットウエアと、肌トラブルの原因菌増殖を抑えるルームウエア。期間は6月13日までで調達目標額を100万円に設定した。

 東洋紡の飯塚憲央経営企画部みらい戦略グループマネジャーは「新しい事に挑戦する機運が高まり、当社の新ビジネスにつながれば」と期待する。みらい人財塾2期生の活動も今秋に始める予定だ。

日刊工業新聞2019年3月18日

  

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