アデランスが「次の100年」を見据えて開発に挑む新たな毛髪素材
Spiberと2021年の商品化目指す
アデランスとSpiber(山形県鶴岡市)は、クモの糸や細胞骨格など構造をつくる役割を果たす「構造たんぱく質」を使った新たな毛髪素材の共同開発を開始した。Spiberが生産する構造たんぱく質を、かつらなどの毛髪に活用する。2021年の商品化を目指す。
Spiberの作る構造たんぱく質は、微生物による発酵プロセスで生産される。化学繊維と違い、石油を原料としない。アデランスは次の100年を見据え、枯渇資源に依存しない新たな選択肢を見いだす。
アデランスの津村佳宏社長は「近年、カラーやパーマをする人が多く、バージンヘアーの入手が困難。人毛の価格も高騰している。人毛でも化繊毛でもない新たなモノを開発したい」と話している。
今後、Spiberは毛髪としての特性を満たす構造たんぱく質を設計し、原料を作る。アデランスが毛髪のような風合いや特徴をつけ、製品化する。
Spiberの作る構造たんぱく質は、微生物による発酵プロセスで生産される。化学繊維と違い、石油を原料としない。アデランスは次の100年を見据え、枯渇資源に依存しない新たな選択肢を見いだす。
アデランスの津村佳宏社長は「近年、カラーやパーマをする人が多く、バージンヘアーの入手が困難。人毛の価格も高騰している。人毛でも化繊毛でもない新たなモノを開発したい」と話している。
今後、Spiberは毛髪としての特性を満たす構造たんぱく質を設計し、原料を作る。アデランスが毛髪のような風合いや特徴をつけ、製品化する。
日刊工業新聞2019年3月22日