競合は百貨店にあらず、「阪急メンズ東京」変身の中身

「未来を創造していく役割も担っている」(阪急阪神百貨店執行役員)

 東京都千代田区にある百貨店「阪急メンズ東京」が15日に生まれ変わる。百貨店と言えば新品を売るイメージだが、ビンテージ色を強くした7階は古着や中古家具を扱う。6階は新進気鋭のデザイナーとアダルトグッズメーカーなどによるコラボ雑貨を販売する。運営する阪急阪神百貨店の溝口博之執行役員が語る「競合は百貨店ではない」という言葉通り、百貨店の枠にはまらない商品とフロア展開で顧客をつかむ戦略だ。2019年度に売上高を前年度比25%増の170億円を見込む。

 ターゲットは「クリエイティブコンシャスな男たち」。ファッションやライフスタイルを自由に楽しみ、自分の尺度で気に入ったものを買う人たちを指す。こうした人たちが、わくわくドキドキを感じられるよう、全館を通して「冒険基地」をイメージした装飾にした。

 7階は、米イームズが1960年代から70年代に製造したビンテージのチェアや、20年代の眼鏡、レコードなどが並ぶ。商品の仕入れ先は卸売りやメーカーではなく、全国のビンテージショップなどで、阪急メンズ東京のバイヤーは新規に調達先を開拓した。

テンガとリップンディップがコラボした商品

 雑貨を扱う6階では、アダルトグッズのテンガとロサンゼルスのブランドリップンディップのコラボTシャツやカップなどを販売する。5階は英国や伊のブランド靴のほか、フットネイルのサロン、修理工房がある。1階は化粧品や香水といったメンズコスメを体験しながら購入できるようにした。

 店舗の内装や個別ショップからの仕入れなどはこれまでの阪急百貨店や阪神百貨店とは様相が異なる。「(阪急メンズ)東京はチャレンジしていく場所。未来を創造していく役割も担っている」(溝口執行役員)といい、今後も突き抜けた感のある取り組みを続ける計画だ。
「スピークイージー」が扱う商品

UHA味覚糖とマスターマインド・ジャパンと阪急が コラボしたグミのサプリメント

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