電子ペーパーはどんなところで活躍できるか?

 たけびしは電子ペーパーの用途拡大を推進する。電子ペーパーを用いたモジュール、ユニット、端末などを高速道路料金自動収受システム(ETC)レーンの料金表示器やバス停のデジタル時刻表システム、教育用タブレット端末向けなどに供給する。既存の小売り店用電子棚札や病院外来患者案内端末向けから用途を広げ、20年度に同事業の売上高を現状比2倍の20億円以上を狙う。

 電子ペーパーは書き換え時のみ電力を使う。書き換え後の表示は外部の光を用いる反射型で、バックライト不要の超低消費電力。屋外での視認性に優れ、長時間見ても疲れにくい。たけびしの扱うサイズは1・1インチ―42インチ。4096色のカラー表示ができ、国内外で採用が広がっている。

 高速道路の料金表示器向けは19年内にも試験導入が計画され、たけびしは電子ペーパー表示ユニットまで手がけ、発光ダイオード(LED)表示からの置き換えを狙う。19年春には教育用電子ペーパータブレット端末のOEM(相手先ブランド)供給も開始。バス停向けはすでに東北で実証実験中。バス位置のリアルタイム案内、広告や地域情報表示でバス停の付加価値を高める。全国の地域バス会社に提案する。

 電子ペーパーサイネージ(看板)はすでに自販機横のリサイクルボックス向けに展開中。美術館の情報表示、工場での作業指示書、コンビニの搬送コンテナ向け荷札といった用途の開拓も進める。

 同社は産業用電機・電子機器商社。14年から電子ペーパー関連を扱う。印刷や産業機器、建設関連などの企業と組んで展開。電子ペーパーは制御が難しく、フィールドアプリケーションエンジニアの育成にも力を入れる。

日刊工業新聞2019年1月14日

  

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