金融業の顧客満足を高めるか、AIチャットボット開発

大和総研がベトナム企業と共同で

 大和総研は、ベトナムのFPTコーポレーション(FPTコーポ)と共同で、人工知能(AI)を使った日本語による自動応答ソフト(チャットボット)の開発にめどをつけた。2019年1月から実証実験(POC)を開始し、19年度中にも実用化する。金融業界全般を対象とし、顧客向けオンラインサービスの問い合わせ機能や、社内業務の効率化として導入するケースを想定。金融業の顧客満足度の向上や業務効率化を後押しする。

 試作品は19年1月から大和総研内でテスト運用する。一例として社内向けコールセンター業務でオペレーターの代替機能としての使用や、新人オペレーターの研修ツールとしての使用などを見込んでいる。

 大和総研によると、FPTコーポは、ベトナム最大手の情報通信技術(ICT)企業で、日本を含めて、世界各国の大手企業向けにITオフショアリング業務を展開している。

 AIなど、先端ITにも注力しており、チャットボットにも取り組んでいるが、これまでは英語とベトナム語のみだった。

 昨年12月、FPTコーポは、大和総研と先端ITに関する技術協力で覚書(MOU)を結んだ。この枠組みで大和総研がFPTに対して日本語版のチャットボット開発を支援しており、ハノイにあるFPTコーポの開発拠点に技術者を派遣してエンジンの開発を推進していた。

 大和総研とFPTコーポは、効率的なRPA(ソフトウエアロボットによる業務自動化)の導入スキームやRPAの高度化に関する検証などにも取り組んでいる。

日刊工業新聞2018年12月19日

  

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