糖尿病の危険因子「筋内脂肪」はウォーキングで減らせる!
名古屋大学総合保健体育科学センターの秋間広教授らは、ウオーキングなどの手軽な運動でも糖尿病の危険因子である筋内脂肪が減ることを突き止めた。ウオーキングや自分の体重で負荷をかける自重負荷レジスタンストレーニングを週2、3回で10週間行った高齢者を測定した結果筋内脂肪が減り、運動機能の一部も改善した。手軽な運動が健康の維持、増進につながることを示した。ウオーキングや腹筋運動などをした高齢者は皮下脂肪量は変化なかったが、筋内脂肪は減った。筋量が増えた人ほど筋内脂肪が減り、加齢によって筋力が低下するサルコペニアの改善に対し、効果的なことが明らかになった。
筋肉内に蓄積する筋内脂肪は加齢や肥満、運動不足で増える。糖尿病の原因のインスリン抵抗性を起こす可能性があり、高い負荷のトレーニングが減少に有効だとされていた。
筋肉内に蓄積する筋内脂肪は加齢や肥満、運動不足で増える。糖尿病の原因のインスリン抵抗性を起こす可能性があり、高い負荷のトレーニングが減少に有効だとされていた。
日刊工業新聞2018年12月12日