三菱重工航空エンジン、「A320ネオ」向け修理・整備に参入

21年度の事業開始へ

 三菱重工航空エンジン(MHIAEL、愛知県小牧市、島内克幸社長)は26日、欧エアバスの旅客機「A320ネオ」シリーズに搭載される航空機エンジン「PW1100G―JM」の修理・整備(MRO)事業に参入すると発表した。2021年度の事業開始を目指す。民間航空機市場は年率約5%で成長すると言われており、エンジンの整備需要も拡大している。

 MHIAELは同エンジンの燃焼器部位の部品製造、燃焼器モジュールの組み立てを担当しており、今後の民間航空機エンジン事業の主力製品に位置付けている。今回、日本航空機エンジン協会(JAEC)を通じて、エンジン開発元のインターナショナル・エアロ・エンジンズ(IAE)との契約書に調印した。

 MHIAELがMROを手がけるのは「PW4000」「V2500」に続いて3機種目。現在、年40台程度を手がけているが、19年度は同50台超になる見通し。数億円を投じて小牧市の自社工場を一部改修し、PW1100G―JMのMROを行う予定。

 PW1100G―JMの開発・製造はIAEを主体として、米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)、独MTU、JAECによる共同事業。

 JAECはIHI、川崎重工業、MHIAELの3社で構成される日本側の事業主体で、すでにIHIはPW1100G―JMのMROに参画済み。今後の需要拡大を見込んで埼玉県鶴ケ島市に民間航空エンジンの整備工場を新設する。

日刊工業新聞2018年11月27日

  

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