お坊さんが電力小売り参入、来春から檀家軸に営業

テラエナジー、20年度に全国展開

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浄土真宗本願寺派僧侶でもある竹本社長(中央)
 僧侶が設立したTERA Energy(テラエナジー、京都市下京区、竹本了悟社長、075・741・7977)が、2019年4月に電力の小売り事業を始める。寺の持つコミュニティーを用い、太陽光発電など再生可能エネルギーの利用を促す。収益の一部は協力する寺などに還元。使途は寺や地域の活性化につながる取り組みを想定する。

 19年度は中国、四国地方の寺や檀家(だんか)中心に営業し、20年度から全国展開する。宗派は問わない。協力会社の支援も得て固定費を抑え、中国電力などより電気代は2%ほど安くする。

 電力は固定価格買い取り制度(FIT)の期間が終わる「卒FIT世帯」などから調達する。売上高目標は19年度に約7億円。

 浄土真宗本願寺派僧侶でもある竹本社長は「地球温暖化防止が願い。還元するお寺サポート費の使い道は、過疎地の雪かきの人件費に使うなどアイデアがある」と話した。

日刊工業新聞2018年10月31日

COMMENT

松木喬
編集局第二産業部
編集委員

オペレーションを代行してくれる専門事業者がいるので、知見がないお寺も電力を販売できます。小売完全自由化前、電気は同質なので価格やポイントの競争になると思っていました。が、地域であったり、再生エネだったり、価格以外の価値ストーリーを訴求する電力会社が増えています。顔ぶれが多彩になりました。

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