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「バカマツタケ」の完全人工栽培に成功

多木化学、3年後の量産目指す
 多木化学は4日、マツタケに近い種類のキノコ「バカマツタケ=写真」の完全人工栽培に成功したと発表した。ブナ科の生きた植物と共生し栄養をやりとりする菌根菌タイプのバカマツタケは、完全人工栽培が困難とされてきた。林を使った栽培技術はあるが、室内の人工環境下で栽培に初めて成功した。食材として3年後の量産を目指す。

 同社は2012年から、植物に頼らない培養によるバカマツタケ栽培に取り組んだ。「子実体」と呼ばれる傘を持つきのこの形態にするのに時間を要したが、18年4月に子実体形成を確認。再現試験にも成功した。培養は3カ月間。マツタケと同じ香り成分がある。完全人工栽培は虫食いもなく、高品質なバカマツタケを安定供給できる。
日刊工業新聞2018年10月5日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
きのこ男としては朗報。販売される時も商品名は変えないで欲しい。

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