帝人、年10万時間の作業をRPAにお任せ!

人材は創造性ある仕事に

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 帝人は2019年度にRPA(ソフトウエアロボットによる業務自動化)を本格導入する。21年度までの3年間で伝票処理など約300業務にRPAを導入。年換算で10万時間相当の人手による作業をRPAに置き換え、業務を効率化する。自動化が可能な定型作業はRPAに任せ、高付加価値で創造性のある仕事に人材を振り向けることで、不足する労働力を補う。

 帝人はまず人事・総務部門と経理・財務部門の計17業務で、8月からRPAを試験導入した。超過労働時間の管理や寮・社宅の管理、会計システムなどの業務の一部を対象としており、年換算で3000時間相当の仕事をRPAに置き換える。マテリアルとヘルスケアの両事業領域でも、約20業務を対象に19年初から試験導入する計画で、本格導入に向けた課題を洗い出す。

 将来はチャットボット(自動対話システム)など、RPA以外のデジタルツールの活用も想定。「社内の働き方改革と連動して業務効率化を進める」(帝人の唐沢利武RPA推進班長)方針だ。RPAの導入は金融・保険業が先行し、最近は製造業など他業種での採用も増えている。アサヒグループホールディングスはグループ会社の人事データ入力にRPAを導入し、7月から運営を始めた。

 IT調査会社のアイ・ティ・アール(東京都新宿区)は、21年度の国内のRPA市場規模が16年度比10倍の82億円に成長すると予測している。

 

日刊工業新聞2018年8月30日

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葭本隆太
デジタルメディア局
ニュースイッチ編集長

RPAの導入が民間企業や自治体でかなり広がっています。ニュースイッチではアサヒグループホールディングスが財務・人事・総務関連業務を年1900時間の削減する事例などを紹介しています。

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