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“家電見本市”様変わり。シーテックにコマツが初出展、トヨタも再参加

IoTの総合展目指す
“家電見本市”様変わり。シーテックにコマツが初出展、トヨタも再参加

昨年のシーテック

 10月16日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開幕するIT・電機の展示会「シーテックジャパン2018」にコマツとダイキン工業が初出展する。トヨタ自動車や独ボッシュ、京セラなども再出展を決めた。出展者の業種が広がり、17年の出展者667社・団体と1758小間を上回る見込み。展示会の在り方などが節目を迎える中、名実ともにIoT(モノのインターネット)関連の総合展を目指す。

 コマツやダイキンは自社の製品だけでなく、製品とIoTを組み合わせて展示する予定。コマツは建設現場の安全性や生産性の向上を促すソリューションを紹介。ダイキンは空気や空間の価値創造を軸とするオープンイノベーションにつなげる。再出展企業も製品出展だけではない付加価値を今回の展示会に見いだしたとみられる。

 初日の基調講演は大橋徹二コマツ社長のほか、稲葉善治ファナック会長、竹増貞信ローソン社長、プリファード・ネットワークス(東京都千代田区)の西川徹社長などが講演する。

 これまではIT・電機の業界団体の代表者などが基調講演を務めたが、IoT時代をけん引する異業種のトップらが登壇する。
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
今年はIoTの総合展示会に切り替えて3年目、まず変革第一フェーズの総仕上げになる。基調講演もこれまでの業界団体の大手企業の持ち回りでなく、業界の枠を超えたキーパーソンが登場する。日刊工業新聞社では実施協議会と連携し期間中毎日、主催者発行新聞「CEATEC Daily 2018(仮称)」を発行し会場で配布しますので、そちらもご期待下さい。

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