コマツが3000億円で買収した米子会社と、調達でシナジーを!
鋳物部品をグループ内で供給
コマツは鉱山機械事業の調達を見直す。鉱山用のロープショベルなどを生産する子会社の米コマツマイニング(KMC)が使う鋳物部品を、コマツグループの鋳造会社からの供給に切り替える。2017年春に買収したKMCと調達面での相乗効果を引き出すのが狙い。海外でKMCとの共同購買も拡大し、コスト競争力を高める。
コマツキャステックス(KCX、富山県氷見市)と、米ヘンズレー・インダストリーズ(テキサス州)のグループ会社2社から、KMCに鋳物部品の供給を始めた。KCXは大型ダンプトラックやブルドーザー向け鋳鋼鋳物を製造し、ヘンズレーは摩耗しにくい鋳物に強みを持つ。
KMCが外部から調達していた鋳物部品の調達をコマツグループ内でまかなう。コマツはKMCを統合する計画を進めており、グループ会社同士の連携を強化する。
コマツ、KMCともに米国と中国に拠点を設けていることから、両国で鋼材などの共同購買も拡大する。これにより調達費用の削減につなげられる。またコマツの調達部門から、担当者をKMCに派遣して両社での情報共有を進める。
コマツキャステックス(KCX、富山県氷見市)と、米ヘンズレー・インダストリーズ(テキサス州)のグループ会社2社から、KMCに鋳物部品の供給を始めた。KCXは大型ダンプトラックやブルドーザー向け鋳鋼鋳物を製造し、ヘンズレーは摩耗しにくい鋳物に強みを持つ。
KMCが外部から調達していた鋳物部品の調達をコマツグループ内でまかなう。コマツはKMCを統合する計画を進めており、グループ会社同士の連携を強化する。
コマツ、KMCともに米国と中国に拠点を設けていることから、両国で鋼材などの共同購買も拡大する。これにより調達費用の削減につなげられる。またコマツの調達部門から、担当者をKMCに派遣して両社での情報共有を進める。
日刊工業新聞2018年7月27日