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エヴァとコラボも。温麺文化作りへ老舗企業があの手この手

エヴァとコラボも。温麺文化作りへ老舗企業があの手この手

吉見社長は温麺を中心に多くの商品を展開している

 きちみ製麺(宮城県白石市、吉見光宣社長、0224・26・2484)は、奥州白石温麺(うーめん)を中心に乾麺の製造・販売を手がける。120年を超す伝統とロゴマークの「つりがね印」が持つブランド力を武器に安定した人気を持つ。

 地域で最も早く機械製麺の技術を導入した同社だが、近年はおいしさを重視し、手延べ麺の生産を強化。定番の銀印や贈答用の金印といった主力商品のほか、季節商品や各種コラボ商品などにも力を入れる。「新世紀エヴァンゲリオン」などアニメの展示会とのコラボは話題を呼んだ。

 「白石に温麺文化圏をつくる」(吉見社長)ことが目標。数年前から温麺のレストランを経営し、年1回の感謝祭では2日間で千数百人を集客する。将来は温麺作り体験や料理教室などをできる施設を設け、さらなる普及に努めたい考え。

エール/日本政策金融公庫仙台支店・吉池雅志支店長


 昔ながらの製法を大切に守りながらも、常に時代のニーズを捉えた新しい取り組みに挑戦している。白石温麺を通して、業界の活性化や町全体の発展に尽力している。当公庫のネットワークを活用して、さらなる成長発展をサポートしていきたい。
葭本隆太
葭本隆太 Yoshimoto Ryuta デジタルメディア局DX編集部 ニュースイッチ編集長
『その昔、孝行息子が油を使わない麺の製法を教わり胃病の父に食べさせ病が全快。 その話が伝わり、息子の温情を讃え、白石の「温麺(うーめん)」と名付けられました。』 これが白石温麺の由来だそうです。

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