点字と墨字を両方印刷するプリンター、北米進出の理由

日本テレソフト、シェア拡大に意欲

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北米で販売を開始する日本テレソフトの点字と墨字が両方印刷できるプリンター
 日本テレソフト(東京都千代田区)は、点字と墨字を同時に印刷できるプリンターで北米市場に進出する。墨字は点字に対し、普通に書かれた文字や印刷された文字。先進国ではバリアフリーな環境を整えるために、申込書や申請書、請求書など各種書類の点字表示を義務付けるなど用途が多様化してきた。こうした書類や資料は、視覚障がい者と健常者の両者が利用することが多いため、同プリンターの北米市場への投入を決めた。

 福祉機器販売を展開するカナダのヒューマンウエアと北米での販売代理店契約を結んだ。販売目標は初年度で50台。北米に販路を獲得することで、海外展開に弾みをつける。同社のプリンターは、点字と墨字とも約100カ国の言語に対応している。北米の金融機関や医療機関、通信キャリアなど幅広い業界に向けて、拡販する。

 世界の点字プリンター市場規模は約4000台。金子社長は「現在(当社のシェアは)数%で、5年後には3割に引き上げたい」と意欲を見せている。同社は各国の福祉機器メーカーや福祉団体などと販売代理店契約を結び、海外展開している。英国や中国、韓国、インド、タイ、ノルウェー、イタリアなどで販売している。

 また、視覚障がい者の支援ツールとして、点字プリンターや点字ディスプレーなどを製造・販売している。これまで点字のニーズが高い東南アジアを中心に海外展開を模索してきた。

日刊工業新聞2018年7月5日

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梶原洵子
編集局第二産業部
記者

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