自動車エンジンまわりの熱を電気に変換する材料開発へ
実用化に向けパートナー探しに奔走中
「自動車の廃熱再利用で燃費を向上させる」と意気込むのは、北海道大学教授の太田裕道さん。自動車エンジンまわりの高温環境で利用する熱電変換材料を開発する。
原理を実証し、900度Cでの熱電変換にめどをつけた。ただ「半導体の製造法で材料を合成した。自動車向けにはもっと安い製造プロセスで作る必要がある」という。
産学連携が必要な段階だ。「高温や化学的に安定で、毒性元素も使わない。素材としては有望だ。あとは量産方法の確立が課題」と実用化のパートナー探しに奔走する。
原理を実証し、900度Cでの熱電変換にめどをつけた。ただ「半導体の製造法で材料を合成した。自動車向けにはもっと安い製造プロセスで作る必要がある」という。
産学連携が必要な段階だ。「高温や化学的に安定で、毒性元素も使わない。素材としては有望だ。あとは量産方法の確立が課題」と実用化のパートナー探しに奔走する。
日刊工業新聞2018年6月28日