ハンマーで打っても貫通しにくい複合材、防犯に効果あり

日本電気硝子が提案

  • 0
  • 2
ラミオン製のショーケース
 日本電気硝子は、情報端末向けの超薄板ガラスを応用して樹脂を積層した複合材「ラミオン」を防犯用途に提案営業を始めた。ラミオンが持つ、ハンマーでたたいても割れにくく貫通しにくい特性を生かす。貴金属類のショーケースなど向けを想定し、拡販する。ラミオンの防犯用途で2019年12月期に3000万円の売り上げを目指す。

 ラミオンは、厚さ200マイクロ―500マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の超薄板ガラス2枚の間に、耐衝撃性に優れたポリカーボネート樹脂を挟んだ構造。軽量でもあり、窓ガラスに一般的に用いられるソーダガラスと比べても同じ厚さで重量は約半分という。

 貴金属店向けのほか、量販店などの防犯対策品として用途を提案する。また警備会社に対してもラミオンを使った製品を提案する。子会社の電気硝子建材(大阪市淀川区)が販売する。

 貴金属店を狙った窃盗事件の犯行時間は数分で、警備会社や警察が駆けつける頃には金品がすでに奪われている場合が多い。ハンマーで強打しても貫通しにくい同複合材によって、犯人に犯行を思いとどまらせる効果もあるという。

日刊工業新聞2018年6月15日

COMMENT

明豊
執行役員 DX担当
デジタルメディア局長

ラミオンは12年に開発を始めた。現在はホームドアやデジタルサイネージ(電子看板)用保護パネルなどに使われるているという。

キーワード
ラミオン

関連する記事はこちら

特集