ソニー、最高解像度の有機ELデバイス量産へ

ミラーレスカメラ向けなど。0.5型で1600×1200画素

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創業者の井深大氏(右)と盛田昭夫氏の映像を背に中計を発表する吉田憲一郎社長
 ソニーは、解像度を従来比約1・6倍に高めた0・5型有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)マイクロディスプレー「ECX339A」の量産を11月に始める。

 1秒当たりに処理するコマ数を従来比2倍まで高め、仮想現実(VR)酔いの軽減につなげられる。ミラーレス一眼カメラの電子ビューファインダーやヘッドマウントディスプレーなどに向けて販売する。

 新設計の駆動回路を採用し、動作電圧を従来に比べ半減した。従来品と同程度の低消費電力で高解像度映像に対応できる。すでにサンプル出荷を始めており、サンプル価格は5万円(消費税抜き)。

 画素ピッチは世界最小の6・3マイクロメートル(マイクロは100万分の1)で、最大フレームレート数は1秒当たり240。解像度は1600×1200画素。トランジスタの配置や配線プロセスなどを改良し、トランジスタを小型化した際に起こる特性のバラつきや耐圧の低下を抑えた。
「ECX339A」

日刊工業新聞2018年6月1日

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政年佐貴惠
名古屋支社編集部
記者

またカラーフィルターをシリコン基板上に直接形成して発光層との距離を縮めつつ、カラーフィルターの色配置を工夫して視野角特性を確保し、高解像度化した。

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