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【今週のリケジョ小町】外から見えない絶縁材料、研究開発には発想力が大切

シンフォニアテクノロジー株式会社 入社3年目の小山恵里さん
**見えない部分に責任感
 入社3年目を迎えたシンフォニアテクノロジーの小山恵里さん(24)は絶縁材料の研究開発に携わる。外から見えない部分だが、電磁ブレーキなど主力製品の性能を左右するだけに「責任感とやりがいを持って取り組んでいる」。中長期では「主要メンバーとして新製品を開発したい」と前を見据える。

 2015年3月に豊橋技術科学大学工学部電気・電子情報工学課程を卒業し、シンフォニアテクノロジーに入社しました。鳥羽工場(三重県鳥羽市)に隣接する鳥羽商船高等専門学校に通っていたこともあり、なじみ深く、第1志望でした。

発想力の大切さを実感


 大学では発汗とストレスの相関関係を調べる指輪型センサーを開発しました。テーマを決め、研究する過程が好き。学生時代は1人でモノを作ってきましたが、会社では研究部だけで完結する仕事はなく、さまざまな専門分野の人が関わり、製品を生み出していることを実感しています。

 研究部の女性比率は約1割。困った時に先輩や上司に相談しやすい職場環境です。上司の助言を得て、試験内容を決めるなど少しずつ仕事を任せてもらっています。

 辛かったことは何度繰り返しても実験結果が想定と異なったこと。1カ月くらい悩んだ結果、私の思い込みが原因だと分かりました。知識だけではなく、柔軟な発想力が必要だと強く感じました。

音楽部に所属


 会社の音楽部に所属しています。新入社員の頃、伊勢製作所(三重県伊勢市)の感謝祭でプリンセスプリンセスの「ダイアモンド」を熱唱しました。サプライズで武藤昌三会長がドラムを演奏してくれました。

 最近は気分転換を兼ねて岩盤浴にはまっています。妹とライブに行ったり、お菓子を作ったりするのが趣味です。
(文・鈴木真央)
  
日刊工業新聞2018年4月23日
葭本隆太
葭本隆太 Yoshimoto Ryuta デジタルメディア局DX編集部 ニュースイッチ編集長
小山さんが「新製品を開発したい」と話すように、若手にとってはやはり新しい分野の挑戦は大きなモチベーションになります。

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