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ショウガでアロマ商品、栃木の大学などが“ストレス軽減特産品”

作新学院大が2年後をめどに製品化
 作新学院大学は、ショウガを使ったアロマ商品の研究開発を進める。産学の研究チームで「2年後をめどに栃木県の特産品として製品化する」(春日正男特任教授)。ショウガはストレス軽減や疲労回復効果などがあるとされる。ショウガが持つとされる生理作用をアロマで引き出し、昨今の健康志向の高まりに応える。

 研究チームは遠藤食品(栃木県佐野市、遠藤栄一社長)やアートス(宇都宮市、鈴木結訶代表)のほか、宇都宮大学や国際医療福祉大学など7者で構成。

 一般にショウガには生理活性効果があるとされるが、「アロマなどの香りは経口摂取より高い効果が期待できる」(春日特任教授)ため、ショウガの香りをベースにした商品化を目指すことにした。

 ショウガのアロマがストレスに与える影響を調べたところ、被験者にリラックス効果が認められたという。今後は被験者数や実験回数を増やし、香りの生理作用について詳細に分析していく。

 同研究は栃木県内の大学などで構成する「大学コンソーシアムとちぎ」が助成する産学連携共同研究プロジェクトの一環。研究費は同コンソーシアムの支援金など合わせて500万円程度。
日刊工業新聞2018年2月7日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
香りや臭いを地域の個性や特産品にする研究などは海外でも行われたりしています。その土地に行ったときの原体験になりやすい。ただ一昨年も宇都宮商工会議所が宇都宮名物ショウガドリンクの発表している。その後どうなったのだろう?

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