職場のストレスを可視化、パナソニックが社内外で活用へ
パソコン使い支援サービス
パナソニックはパソコンを活用して、さまざまな働き方を支援する法人向けサービスを2月から始める。パソコンやソフトウエアの使用時間の可視化や、ビデオ会議ソフトを安定して使える通信を提供する。法人向け新型ノートパソコン「レッツノートSV7」は、今回の新サービスに対応させるという。
可視化サービスの毎月の利用料は、パソコン1台当たり1500円(消費税抜き)を想定する。
2018年夏ごろには、パソコンに内蔵したカメラを使い、脈拍の変化を測定しストレス状態を推定するサービスも始める。21年度末に計20万台のサービス提供を目指す。
レッツノートSV7は2月16日に発売する。場所を選ばず働ける「テレワーク」に役立つ顔認証対応カメラや、周辺機器との高速通信、相互給電が可能なUSBポートを装備した。
一方、将来に向け感情を理解する人工知能(AI)の開発も進めているいる。カメラとサーモカメラで表情や瞬き、脈拍、皮膚温度、放熱量といった複数の情報をAIで分析。人は笑い顔をしていても、実は怒っていたり、悲しんでいたりする。そこで表情以外の情報を組み合わせて、感情の理解を目指す。
温感や冷感、眠気といった身体の状態も同じシステムでセンシングする。眠気は現在だけでなく、15分後の眠気も推定できる。自動車で眠くなりそうな状態を検知すると、空調を調節して眠気を覚ますこともできる。
非接触で感情や身体の状態を可視化できれば、アイデア次第で利用方法は広がる。パナソニックは、社員のストレスを見える化して働き方改革に活用したり、店舗にいる顧客の好みを分析したり、理解度に合わせた教育などに利用できるのではないかと見ている。
可視化サービスの毎月の利用料は、パソコン1台当たり1500円(消費税抜き)を想定する。
2018年夏ごろには、パソコンに内蔵したカメラを使い、脈拍の変化を測定しストレス状態を推定するサービスも始める。21年度末に計20万台のサービス提供を目指す。
レッツノートSV7は2月16日に発売する。場所を選ばず働ける「テレワーク」に役立つ顔認証対応カメラや、周辺機器との高速通信、相互給電が可能なUSBポートを装備した。
進むAI開発、感情の理解まで
一方、将来に向け感情を理解する人工知能(AI)の開発も進めているいる。カメラとサーモカメラで表情や瞬き、脈拍、皮膚温度、放熱量といった複数の情報をAIで分析。人は笑い顔をしていても、実は怒っていたり、悲しんでいたりする。そこで表情以外の情報を組み合わせて、感情の理解を目指す。
温感や冷感、眠気といった身体の状態も同じシステムでセンシングする。眠気は現在だけでなく、15分後の眠気も推定できる。自動車で眠くなりそうな状態を検知すると、空調を調節して眠気を覚ますこともできる。
非接触で感情や身体の状態を可視化できれば、アイデア次第で利用方法は広がる。パナソニックは、社員のストレスを見える化して働き方改革に活用したり、店舗にいる顧客の好みを分析したり、理解度に合わせた教育などに利用できるのではないかと見ている。
日刊工業新聞2018年1月26日の記事に加筆