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バレンタイン商戦に変化、愛情や義理より購入体験!?

SNS意識、買う楽しさ訴求
バレンタイン商戦に変化、愛情や義理より購入体験!?

松屋銀座は“チョコ部屋”を設けSNSでの波及効果を狙う

 バレンタインまであと1カ月―。チョコレートなどの「自分向け」需要も取り込み、早くも関連商戦が盛り上がりを見せている。会員制交流サイト(SNS)を意識し見栄えを工夫した商品が目立つ。仮想現実(VR)や拡張現実(AR)も取り入れ、新しい購入体験を訴求するケースも増えている。

 セブン&アイ・ホールディングスは通販サイト「オムニ7」内で2月6日まで開設しているバレンタイン向けの特設サイトに、VRを導入した。店舗での買い物のような臨場感を味わいつつ、約700種類の商品から選ぶことができる。

 エスキュービズム(東京都港区)の技術を用いた。同社はゴーグルなどを使わずにスマートフォンなどで見られるVRと電子商取引(EC)を組み合わせたサイト構築を手がけている。

 松屋は旗艦店の松屋銀座(東京都中央区)で31日に開く特設会場に、チョコレートを模した“チョコ部屋”を設ける。ARアプリをかざすと、ハートで飾った写真を撮ることも可能だ。特設会場以外のフロアにも撮影スポットを設け、SNSでの波及を狙う。

 バレンタイン期間は同店の年間のチョコ売上高の4割を占める商戦期だ。同期間のチョコの売上高は過去3年間増えている。カカオ産地の大使館やチョコの職人のトークショーも開き、売り場を盛り上げる。2017年のクリスマスケーキの売上高は前年比2割増となるなど、イベントへの消費は拡大傾向だという。


 そごう・西武の旗艦店である西武池袋本店(東京都豊島区)では20日から、バレンタイン向け商品を集めた催事場「チョコレートパラダイス」を開く。毎年開いている同催事の売上高は約10年間で、4倍に増えている。

 2月7日からの1週間は高級ブランド品のフロアに、都内ホテルのオリジナルチョコを集めた売り場も設ける。担当者は「チョコのイメージに合わせた売り場にする」と話す。

 高島屋は10代の女性ボーカルグループ「リトル・グリー・モンスター」を起用。同グループの曲や映像を催事場で流し、若年層の来店を促す考えだ。
ジュエリーを模したホテルの独自商品を集めた売り場(西武池袋本店)

(文=江上佑美子)
日刊工業新聞2018年1月17日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
最近は会社でのよりとりは少なくなったと思うが。自分ご褒美で「ジャン=ポール・エヴァン」のトリュフチョコでも買おうか。先日、誰かがマカロンの世の中的な評価が美味しさに対して高すぎないか、と話していたがまったくの同意。

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