吉野家がエコマーク取得、対象は「牛丼」ではなく…
牛脂回収し工業用せっけん、食べ残しを抑制など
吉野家は日本環境協会(東京都中央区)から、環境配慮を表示できる「エコマーク」の認定を取得した。食品廃棄物の削減、省エネルギー機器の導入などの活動が認められた。吉野家ホールディングスの河村泰貴社長(写真左)は「エコマークは子どもの文房具に使われるなど身近。従業員への教育になる」と期待する。
エコマークは第三者が評価する国内唯一の環境ラベル。事務用品の取得が多く、飲食店の認定基準は9月にできた。セブン&アイ・フードシステムズ、モスフードサービスなど4社の店舗も同時に取得した。
吉野家は店舗で牛脂回収して工業用せっけんメーカーに供給するなど、廃棄量の削減にも取り組む。また、計量データからご飯の盛り付け量を調整し、食べ残しの発生を抑制。2020年までに全店舗へ発光ダイオード(LED)照明を導入する予定だ。
河村社長は当初、エコマークの取得に反対だったが、従業員の作業負担にならないことが分かって認証を推進した。
今は「環境活動は途中でやめると最悪の結果になる」と語り、食品廃棄削減などの取り組みを強化する方針だ。
エコマークは第三者が評価する国内唯一の環境ラベル。事務用品の取得が多く、飲食店の認定基準は9月にできた。セブン&アイ・フードシステムズ、モスフードサービスなど4社の店舗も同時に取得した。
吉野家は店舗で牛脂回収して工業用せっけんメーカーに供給するなど、廃棄量の削減にも取り組む。また、計量データからご飯の盛り付け量を調整し、食べ残しの発生を抑制。2020年までに全店舗へ発光ダイオード(LED)照明を導入する予定だ。
河村社長は当初、エコマークの取得に反対だったが、従業員の作業負担にならないことが分かって認証を推進した。
今は「環境活動は途中でやめると最悪の結果になる」と語り、食品廃棄削減などの取り組みを強化する方針だ。
日刊工業新聞2017年12月28日