目は確かだった工作機械受注の数字、11月は単月最高額
12月19日配信記事 「多くが目を疑った工作機械受注の数字」を受けて
日本工作機械工業会(日工会)が12月19日発表した11月の工作機械受注実績(確報値)は、前年同月比46・8%増の1584億9600万円で12カ月連続のプラスだった。全体額と、スマートフォン(スマホ)関連の大口受注があった中国が最高額を記録。年間では12月が1103億円以上になれば、10年ぶりに過去最高を更新する。
内需の増加は10カ月連続だ。金型を含む一般機械、半導体製造装置などの電気・精密、自動車といった主要業種が伸びた。外需は12カ月連続の増加。中国は同2・7倍の412億700万円で、うちスマホ関連が200億円規模あったようだ。
11月は初の1500億円台に乗り、「エポックメーキングな月」(石丸雍二日工会専務理事)になった。スマホ特需を除いても健全水準の1000億円を大きく上回る1400億円規模。スマホ関連に偏らず幅広い産業分野で設備投資の動きが広がり、「拡大局面に入った」(同)と潮目が変わった。
2017年はすでに3年ぶりの前年比増が確定し、1兆6000億円前後に達しそうだ。18年はこの基調が続く見通しだが、急拡大の後に縮小する傾向がある業界だけに「3月までは好調が続きそうだ」(同)と慎重に先行きをみている。
多くが目を疑った工作機械受注の数字
内需の増加は10カ月連続だ。金型を含む一般機械、半導体製造装置などの電気・精密、自動車といった主要業種が伸びた。外需は12カ月連続の増加。中国は同2・7倍の412億700万円で、うちスマホ関連が200億円規模あったようだ。
11月は初の1500億円台に乗り、「エポックメーキングな月」(石丸雍二日工会専務理事)になった。スマホ特需を除いても健全水準の1000億円を大きく上回る1400億円規模。スマホ関連に偏らず幅広い産業分野で設備投資の動きが広がり、「拡大局面に入った」(同)と潮目が変わった。
2017年はすでに3年ぶりの前年比増が確定し、1兆6000億円前後に達しそうだ。18年はこの基調が続く見通しだが、急拡大の後に縮小する傾向がある業界だけに「3月までは好調が続きそうだ」(同)と慎重に先行きをみている。
多くが目を疑った工作機械受注の数字
日刊工業新聞2017年12月20日