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レノボ傘下にはなるけれど、富士通がAIパソコン来年投入

「AIスピーカーなどの専用機の機能は、基本的にパソコンでまかなえる」
レノボ傘下にはなるけれど、富士通がAIパソコン来年投入

定期的にクラウド上のAIと通信して賢くする(写真はイメージ=富士通ジャーナルより)

 富士通クライアントコンピューティング(FCCL、川崎市中原区)の齋藤邦彰社長は30日、日刊工業新聞の取材で、2018年内に人工知能(AI)搭載パソコンを発売する意向を明らかにした。同社は中国レノボへの傘下入りが決まったが、ブランドや製品戦略は独自性を維持する。AIを使った音声認識や画像処理、知能化を研究しており、具体的な機能に落とし込んで製品化する。

 齋藤社長は「AIスピーカーなどの専用機の機能は、基本的にパソコンでまかなえる」と説明する。ただ、現行品ではユーザー自身による設定作業が必要。そこで、新製品は具体的な機能と簡単な操作性と合わせて作り込む。

 新製品に搭載する機能は明らかにしていないが、家電の音声操作やスケジュール管理、留守番機能などを研究している。パソコン内のAIは定期的にクラウド上のAIと通信して賢くする。

 現行の中央演算処理装置(CPU)を中核に、ディープラーニングや学習用の補助的なハードウエアを追加してAIを実装し、コスト上昇を抑える。

 同社は、レノボとの合弁会社化によって調達などの競争力を高める。その上で、堅調な高付加価値市場に向けて、AIなどの新機能の提案を加速する。
日刊工業新聞2017年12月1日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
NECもレノボ傘下になり固定費がぐっとさがって良い商品が出るようになった。富士通のコアビジネスに結び付くプロダクツに仕上げて欲しい。

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